ペンギンは、世界中で愛されている動物の一つです。多くの人々がペンギンを南極と結びつけていますが、オーストラリア、ニュージーランド、南アメリカなど、南半球のさまざまな地域で生息しています。
一方で、自然環境の変化などにより個体数が減少し、絶滅が危惧されている種も存在します。
この記事では、絶滅の危惧のレベル別にペンギンの種類をご紹介します。
この記事は次のような人にオススメです
- ペンギンの種類を知りたい方
- 絶滅が危惧されている生き物について知りたい方
- ペンギンがどこに生息しているか知りたい方
南極周辺やオーストラリア、ニュージーランド、南米、アフリカなどに18種類のペンギンが生息しています。
実はその中の5種類は、IUCN(国際自然保護連合)により、絶滅の「絶滅危惧(Endangered)」にあると指定されています。それ以外の種でも、絶滅の恐れがあるとされる「危急(Vulnerable)」に4種、「準絶滅危惧(Near Threatend)」に2種が指定されています。
つまり、半数以上の種が絶滅の恐れがあるほど個体数が減少しているのです(2023年現在)。
それでは、IUCN(国際自然保護連合)が定めた絶滅危惧のレベル別に、ペンギンの種類をみていきましょう(2023年4月時点の情報です)。
絶滅危惧(Endangered)に指定されているペンギン5種
生息域 | 南アフリカ、ナンビア |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
ケープペンギンの生息域と日本での飼育状況
ガラパゴスペンギン/Galapagos Penguin
生息域 | エクアドル |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
ガラパゴスペンギンの生息域と日本での飼育状況
キンメペンギン/Yellow-eyed Penguin
生息域 | ニュージーランド |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
キンメペンギンの生息域と日本での飼育状況
シュレーターペンギン(マユダチペンギン)/Erect-crested Penguin
生息域 | ニュージーランド |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
シュレーターペンギンの生息域と日本での飼育状況
キタイワトビペンギン/Northern Rockhopper Penguin
生息域 | 亜南極 |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
キタイワトビペンギンの生息域と日本での飼育状況
危急(Vulnerable)に指定されているペンギン4種
ハシブトペンギン(スネアーズペンギン)/Snares Penguin
生息域 | ニュージーランド |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
ハシブトペンギン(スネアーズペンギン)の生息域と日本での飼育状況
マカロニペンギン/Macaroni Penguin
生息域 | 亜南極、南米など |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
マカロニペンギンの生息域と日本での飼育状況
フンボルトペンギン/Humboldt Penguin
生息域 | チリ、ペルーなど |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
フンボルトペンギンの生息域と日本での飼育状況
ミナミイワトビペンギン/Southern Rockhopper Penguin
生息域 | アルゼンチン、チリなど |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
ミナミイワトビペンギンの生息域と日本での飼育状況
準絶滅危惧(Near Threatend)に指定されているペンギン2種
生息域 | 南極 |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
コウテイペンギンの生息域と日本での飼育状況
キマユペンギン(フィヨルドランドペンギン)/Fiordland Penguin
生息域 | ニュージーランド |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
キマユペンギン(フィヨルドランドペンギン)の生息域と日本での飼育状況
低危険種(Least Concern)に指定されているペンギン7種
生息域 | 南極 |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
アデリーペンギンの生息域と日本での飼育状況
マゼランペンギン/Magellanic Penguin
生息域 | アルゼンチン、チリ |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
マゼランペンギンの生息域と日本での飼育状況
生息域 | オーストラリア |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館ではみることができません |
ロイヤルペンギンの生息域と日本での飼育状況
オウサマペンギン(キングペンギン)/King Penguin
生息域 | 亜南極 |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
オウサマペンギン(キングペンギン)の生息域と日本での飼育状況
ヒゲペンギン(アゴヒゲペンギン)/Chinstrap Penguin
生息域 | 南極、亜南極 |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
ヒゲペンギン(アゴヒゲペンギン)の生息域と日本での飼育状況
生息域 | 南極、亜南極、オーストラリア |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
ジェンツーペンギンの生息域と日本での飼育状況
コガタペンギン(フェアリーペンギン/リトルペンギン)/Little Penguin
生息域 | オーストラリア、ニュージーランド |
日本で見ることができる? | 日本の動物園・水族館で会うことができます |
コガタペンギン(フェアリーペンギン/リトルペンギン)の生息域と日本での飼育状況
水族館・動物園で生き物を観察するときに気をつけたいこと
多くの人に安全に楽しんでもらうため、また動物たちに刺激を与えないためにも、多くの施設では来園・来館時の注意事項が定められています。
注意事項の例
- 定められたもの以外の餌を与えない:お腹を壊してしまったり、栄養が偏ったりしてしまうため
- フラッシュ撮影の禁止:動物が驚いてしまう、動物の視力に影響を与えてしまうため
- 三脚や自撮り棒の使用禁止:動物やまた他の人との接触事故の防止のため
- 生配信や撮影物の商用利用の禁止:他の人の迷惑になる恐れがある、場合によっては肖像権・著作権の問題にもなるため
この記事では、ペンギンの種類について、IUCN(国際自然保護連合)が定めた絶滅危惧のレベル別に紹介しました。エコウテイペンギン、キングペンギン、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ケープペンギンなど、地球上に生息するペンギンは全部で18種類存在しています。多くのペンギンは、気候変動、生息地の喪失、汚染などの脅威に直面していますが、ペンギンとその生息地を保護するための多くの取り組みも進められています。
日本でも多くのペンギンを見ることができるので、近くの水族館や動物園にペンギンに会いに行ってみてはいかがでしょうか。